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2008年10月30日
家守綺譚、呼吸のゆくえ
「家守綺譚(いえもりきたん)」を読んだ
作家は梨木香歩さん
映画化されて話題になったらしい「西の魔女が死んだ」(これも小説)を飛行機移動用に何気なく買ってみたのがきっかけで知った
「西の魔女」もおもしろかったけれど、この「家守奇譚」は特によかった
話は、「今からほんの100年ほど前」の明治時代頃
新米物書き(精神労働者と呼ぶ)主人公が
「サルスベリの木に惚れられたり、
床の間の掛け軸から亡友の訪問を受けたり、
散り際の桜が暇乞いに来たり」
する日常が淡々とつづられる。
たとえば主人公が彼岸を思わせる世界に足を踏み入れ、
そこで「日がな一日、憂いなく、優雅にすごすことができる」と
その世界にとどまることを勧められる場面
対する主人公の言葉が
「確かに心惹かれるものがある(中略)
・・しかしこういう生活は・・
私の精神を養わない」
とくるからたまらない
しばらくはこの方の作品を追っかけることになりそうだ
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明日(10/31金)は
札幌「くう」で「呼吸のゆくえ」です。
田仲ハル(舞踏)&飯田雅春(コントラバス)
「呼吸のゆくえ」
@ 札幌・くう
札幌市中央区南1西20(南大通沿い 北向き)LOGビルB1
011-616-7713
Open 19:30 / Start 20:00
前 \2500 当\3000(1ドリンク)
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あ、スケジュール更新してなかった!
11/1-2は小樽倉庫でシクロライブですー
by iidamasaharu