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2009年01月26日
表現者の品性
呼吸のゆくえ、江別ども公演終了しました
ちょうどユニット結成1周年の日のライブ
一つの節目になったと思う
ご来場いただいたお客様、スタッフの皆様、そしてども夫妻
本当にありがとうございました。
呼吸のゆくえは即興を基本にしている
しかもソロの踊りとソロの演奏のコラボ
自分が出したものが如実に、ダイレクトに帰ってくる。
何があっても、全部自分のせいなわけだ。
その日のパフォーマンス(軽い響きの言葉だけれど、演奏と踊りを総じて表せる他の言葉が見つからない)の良し悪しに影響を与えるのは、演奏の調子云々ではない。
なによりも、その場でいかにオープンマインドでいられるか・・
表面だけ取り繕ろうようなことをせずに、かつ恐れずに、
いかに勇気を持って自分をさらけ出せるか・・
そのために、日々の練習や修練もそうだがそれ以上に、しっかりと生きているか・・
そんなことがその場の波動のようなものを作る。
オーディエンスにサムシングが伝わるかどうかはそこで決まるような気がしている。
昨日はそういう意味でも、まだまだ未熟な反省点は数多いが、ひとつ先に進めたように思えるライブだった。
そしてありがたいことに、アイヌ詩曲舞踊団モシリを率いる演出家で、尊敬する先輩の一人であるATUYさんが打ち合わせもあってご来訪いただき、大変心篤いおはなしを伺うことが出来た。
また、
(どもには10年近く前に何度か訪れながら、今回初めて演奏させていただけたのだけれど)
長年江別に腰を据えて演劇を続けてらっしゃるご夫妻からの激励の言葉の数々
どもさんからの印象に残った言葉
「この人には到底かなわない、と思える人がどのくらいいるかが、その表現者の品性を作るんだ」
「そう思うことによって、上から引き上げられるんだ」
自分はどうか、振り返る。
品性 などと言えた柄ではないし、からっきし自信はないが
「この人にはかなわない」と思う相手ならきりがない。
あの師匠に、あの先輩にあっち先輩も、あの友人に、ウチの・・ムニュムニュ
・・・
とにもかくにも学びの多い毎日
感謝ばかりであります
拝
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2009年01月16日
SLBツアーと呼吸のゆくえ@ジェリコ終了
先週末土曜の朝小樽を出発、室蘭入り
雪を見込んで早めに動いたらすごく早く着いてホテルで一休み
会場はRearRest
マスターはPAの仕事もされており、
当日他の会場(ホテル)でのイベント音響とのダブルヘッダーだとか
リハーサルを進めている中マスター到着しご挨拶
どうやらホテルの音響の方が手こずっているらしい
話を聞くと
・会場にあるはずのピアノがない
・代替のエレピをとりに行った車が故障
・しかも道中事故渋滞(市内雪で交通大荒れ)
・ホテル内、他の会場の音響設備も不具合が発生し、
その対応も頼まれた
という事態。こりゃタイヘンだ。
しかしながら何とか乗り切ったらしく(お疲れさまでした!)
こちらのライブも開演時刻は押したものの
(お待たせしてすみませんでした)何とか無事・・・
・・・かと思いきや、2ndセットの始まる瞬間
・・・
店の半分が停電
うーん。なにか悪い事したかなー?
などと苦笑しながらアンプをつなぎ替えて演奏。
とはいえ、そんな逆境何のその、
お客様のあたたかい雰囲気にも助けられ
演奏はばっちり盛り上がりましたー。
さて翌日は伊達チロル
室蘭-伊達は隣町なので移動もあっという間です。
時間があったので伊達温泉にでお風呂に入ってからホテルへ、
そして会場に入ってセッティング、リハーサルを軽くやって本番。
まだまだ知名度の低い私たちにもかかわらず、
マスターのご尽力で多くのご来場をいただきました。
お客様も、マスターのお人柄同様あたたかい方ばかり。
ツアーでいろいろなお店のマスターや主催の方にお会いしますが、
本当に、お客さんはマスター・主催者に似るのですよね。
演奏もすっかりのせられてしまいました。
そうそう、2日間とも、
室蘭在住のシンガー・藤尾ひろみさん(以下、ひろみネエ)が
ゲストで参加。迫力あったなあ。
PAにまけないくらい、
生の声が「背中から(笑、でもほんと)」響いてた
この日はマスターの誕生日でもあり、
アンコールの最後はひろみネエの歌うハッピーバースデーでしめ。
ひろみネエは韓流ファンで、
韓国語版ハッピーバースデーをお送りしました。
(なんて歌っていたかは不明)
昼間の温泉のせいか、打ち上げ途中でほぼ寝てしまい・・・
とほほ、情けなしや。
翌日は小樽倉庫No.1
最終日らしく、アンサンブルも深まっていたのではないかと思います。
この日は、SLB道東ツアーに参加のピアニスト桂田みずほさんが来てくれて、
いつもの「NEGRA(小樽中央市場内)」で打ち上げ~。
3日間お疲れさまでした~!
ご来場いただいた皆様、関係者の皆様
ありがとうございました。
・・・
1日おいて今度は
田仲ハル(舞踏)とのデュオ「呼吸のゆくえ」ライブハウス編
@札幌・ジェリコ
ジェリコは、札幌の老舗ジャズ喫茶&ライブバー
いい音でいいレコードが聴けて、
若手や学生にもライブの門戸を開いている
貴重なお店です。
舞踏&ベースという
なんとも宣伝しにくいであろうデュオにもかかわらず
ブッキング、集客していただきましてありがとうございました。
いろいろな「音」の記憶がそこかしこに宿っている場です。
ので、「即興」で演奏しているとたまに自分じゃないものが混じったり
いや、それは自分も知らない自分だったり、
いやいや、そんなのは全部気のせいだったり
するかもしれません。
そもそも「即興」など、僕に出来るのでしょうか?
・・という気に毎回させられるデュオです。
体の「カラ」は空っぽの「から」
おと は 目には見えない何かの「おとづれ」
・・・
次の「呼吸のゆくえ」は
江別のドラマシアター「ども」で1/25(日)です。
開演時刻が早めで16時となっているのでご注意くださいね。
詳細はスケジュール覧をご覧ください~
さて今日はシクロの小樽倉庫No.1 2DAYS 1日目が終了。
SLB、呼吸のゆくえ、シクロと全然違うタイプの演奏がたてつづけですがいいものです。
明日もシクロ、
そしてそのあとは23日のやはらみずほトリオ&オールスターセッション
も小樽倉庫No.1であります。
では
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2009年01月09日
年頭
仕事をせずに過ごした大晦日はほぼ20年ぶり
紅白も見たし、
年が明けてからは衛星放送(スカパー!)で
「ガンダムTVシリーズ一挙放送」なんていうのをやっていて
ついついはまりそうになるところをぐっとこらえて
最初と最後だけでガマン。
(何を隠そう思いっきりガンダム世代)
3日には札幌にあるスケート場で初ころび
5日からは事務所も動き始めて、初ライブも札幌のジャムジカで終え、
昨日はスタッフのみんなと新年会
・・・と過ごしてきて
明日からはSlowLifeBandでの道南ツアー
(1/10室蘭、1/11伊達、1/12小樽)
そのあとは田仲ハルさんとの「呼吸のゆくえ」
(1/14 札幌ジェリコ、1/25 江別ども)
と続きます
2010年代の始まりとも思える今年2009年
今、自分にしかできない音楽を、
地に足をつけて、
耳をよく澄まして、
しっかりと醸成していきたいと思っています。
どうぞ今年も応援よろしくお願いします。
飯田雅春 拝
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