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2009年08月25日

150年後に

インドネシア・ジャワ製の大型ゴングを叩く機会があった。
インドネシアでは重要文化財の流出を防止するために1メートル以上のゴングの輸出が制限されているらしく、直径98cmほどのそのゴングは今国内に存在するものの内では最大の部類に位置する。
こぶしで叩ける程度の強さで、弱めの深い音を鳴らす。
可聴域を超える低音の感じ、それでもまだ新品なので鳴りはまだまだらしい。
これから5年くらいである程度鳴るようになって、その後一番良い状態になるのはなんと150年後だって。
驚いたがよく考えたら弦楽器もそう。
僕の今使っている楽器はおよそ70歳くらいだから、まだまだこれから50年ほど、場合によっては100年ほどは成長期といえるのかも。
大切に育てる、というのもおこがましい。
アイヌ語に「ウレシパ」という言葉があり、「互いに育て合う」という意味らしい。
出来ればそのように楽器とつきあって、次の世代に受け継いで行きたいものだ。

まだまだ、これから。

最近読んでる本「白川静~漢字の世界観 / 松岡正剛」(平凡社新書)

字通、字統 などを記した知の巨人、白川静の偉業の全体像を把握できる本。
おもしろいです。

by iidamasaharu

コメント

おお、わしも白川の字統持ってるが、かなり勉強になりましただ。

投稿者 Hal : 2009年08月26日 00:49

Halさん
大きくてかさばるけれども、置いておきたい種類の本ですね

投稿者 いいだ : 2009年09月06日 11:25

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