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2015年02月01日
Synalone デビューライブ終了
Synaloneのデビューライブ２公演が無事盛況にて終了。
新しいグループの誕生にお立ち会いいただいた皆様、ありがとうございました！
Synaloneの全貌＠東中野ポレポレ坐
Synaloneベース班、左から私、佐藤ハチ恭彦、田嶋真佐雄
Syanloneヴォーカル班、左からEMiKO VOiCE、高遠彩子、LUNA
Day2 横濱・エアジンの本番風景
デビューライブ２公演終演後。（ややこしい楽譜から開放されて笑）いい表情！
以下、楽曲解説つきセットリストです。
（＊＝by IIDA Masaharu）
1st set
1. Tuning（＊）
呼吸を意識しながら、コントラバスのかすかなノイズ〜A開放弦と息・声・倍音を重ねる即興。
タイトル通りSynaloneとその場の調律を整える導入曲。
2. OP3（＊）
（1から続けて演奏）
ピチカートによるAの開放弦が出すパルスに、いくつかの指定されたフレーズがランダムに折り重なる。
３ヴォイスのリズミックなリフレインと変調
佐藤ハチ恭彦・田嶋真佐雄のソロ
それらが一つの流れに合流しクライマックスへ。
3. Pehawar（Luna）
Lunaのオリジナル曲。彼女自身の豊かなアルトヴォイスがリード。
乾いた土地の地中奥深くに流れる水脈を掘り当てる。やがて花が咲く。
4. 翼（武満徹）
武満徹作詞作曲の名曲。
高遠彩子のソロから始まり、途中から３声が複雑に絡むアレンジ。
5. OP4（＊）
インドネシアのケチャから着想を受けたコントラバスGの開放弦とハーモニクスによるリズム。
３人が徐々にタイミングをシフト。（３人が16分音符ずつずれたフレーズを弾く）
そこに南米的リズムのヴォイスリフレインによるテクスチュア。
後半は転調後シンプルな歌のメロディーが表れる
EMiKO VOiCEの緊張感とグルーブ溢れるソロから３声のコレクティブインプロビゼーションに。
2nd set
1. OP2（＊）
Synaloneのために一番最初に書いた曲（何度も改訂し仕上がったのは一番最後）
コントラバスの両手ハーモニクス奏法による柔らかなポリリズムから徐々に低音が加わる。
淡い色彩感のシンプルなヴォイスのリフレイン。
後半はヴォイスのリフがパーカッシブな要素をはらみ、LUNA・田嶋のユニゾンによるメロディーが重なる。
2. (Universal) Gravitation（＊）
奏者が客席に散らばって演奏。
谷川俊太郎さんの詩の一節「万有引力とは ひき合う孤独の力である」に着想を受けた、テキスト（文字）楽譜による即興演奏。
3. Silence (Charlie Haden)
前曲から続けて。
LUNAの独唱から始まり３声のハーモニーに。その後コントラバスが弱い音のユニゾンで加わる。
LUNAのアドリブソロ〜ベースソロに３声のヴォイスが重なった後、コントラバスのみでテーマ。
アルコからppピチカートでFine。
4. Libertango (A.Piazzolla)
田嶋真佐雄のアルコがはじき出す強力なグルーヴ。
高遠彩子の超高音（！）ヴォイスで衝撃。
5. My Favorite Things (R.Rodgers, O.Hammerstein II)
コントラバスのアンサンブルが変拍子っぽく響くアフロビート。
EMiKO VOiCEをフィーチャー。アドリブパートでは彼女のジャズインプロバイザーとしての魅力を堪能できる。
楽曲としてもジャズ色が強いが、ミニマルな要素も多分に含んだSynaloneらしいアレンジ。
uc. Imagine (J.Lennon)
佐藤ハチ恭彦のシンプルなベースラインの深さ。
３声でのユニゾン〜ハーモニー。
とこのようなプログラムでお送りしました〜
限られたリハーサル回数での全曲新作での初演でしたが、素晴らしい音楽性とスキルを持ったメンバーのおかげで想像を上回る完成度と自由度での２公演が実現しました。
楽譜のページ数も多いし、特殊な記譜法・アプローチ・奏法もあったり、曲によっては音符で楽譜が真っ黒だったりするのでメンバーからは「楽譜がドS！！」と笑
にもかかわらず素晴らしい演奏をしてくれたメンバーに感謝いたします！
そして今回、海のものとも山のものともつかぬ新ユニットのライブに足を運んでくださった皆様誠にありがとうございました！
ジャズやライブをあまり聴いたことのない方にも楽しんでいただけたようで嬉しいです。
次回のSYNALONEライブは４月に横浜と渋谷の2DAYS
ユニット誕生後の三ヶ月健診。
是非ご来場ください。
2015.4.4 土 横濱・エアジン
2015.4.5 日 渋谷・公園通りクラシックス
ともにOPEN19:00/START19:30
ありがとうございました！！
by iidamasaharu